いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ただ君だけ

【概略】
ボクサーとしてチャンピオンになった経験もありながら暗い過去のために心を固く閉ざしていたチョルミンと、視力を失いつつもいつも明るくはつらつとしたジョンファ。駐車場のせまい部屋で独り寂しく夜を過ごしていたチョルミンのもとにある日、花のように愛くるしいジョンファが現れ、チョルミンは少しずつ心を開いていく―。
ロマンス


.0★★★☆☆
たまにはベタでメロな恋愛ドラマでも。
かつては将来を嘱望されたボクサー・チョルミンが働く夜間の駐車場に、目が不自由な若い女性ジョンファが現われる。前任者の老人に会いに来たという明るく人懐こい性格のジョンファに、次第にチョルミンは打ち解けていく。当然ながら恋に落ちる二人。そんな中、ジョンファの視力が急速に悪化し、高額な角膜移植手術の費用を捻出するため、チョルミンは危険な“賭博格闘技試合”への出場を決意するのだった。
丁寧に気持ちの変化や孤独感をその繊細な表情や目で巧みに表しているところは好感。特に主演のソ・ジソブさんが胸にあふれてくる思いを必死でこらえている姿や人間らしい感情を甦らせていく過程はなかなか良かったように思う。そうそう、元ボクサーという設定なのでソ・ジソブさんの肉体美は素晴らしいです。少し寡黙で不器用なところが凄く格好良くてキュンキュンしちゃいました。
彼女の目が不自由になったのがチョルミンの過去の事件のせいのあたりは、ちょっとやりすぎ感も感じちゃいましたが、チャップリンの「街の灯」をモチーフにした作品で、犠牲的な愛のおかげでヒロインは助かるけど、愛する男性は姿を消してしまう。
ラストは勿論ハッピーエンドですが、その直前の、2年後にマッサージの体の感覚にあれと思うものの名前が違うせいで重傷を負ったチョルミンに気づかないボランティアのジョンファ(チョルミンの顔を知らない)。そんな彼女にチョルミンは声をかけられない、彼の複雑な心情が非常にせつなかったです。ラストシーンよりもいいシーンだったと思います。