いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

テイキング・オブ・デボラ・ローガン

【概略】
アルツハイマーを患っている老女・デボラは次第に言動がおかしくなっていく。突然狂暴になった彼女は包丁を振り回し、自らの皮を剥ぎ、背中にはおぞましいあざが出現する。
ホラー


.0★★★☆☆
破壊力すげー、すげーインパクト(ジャケ画)。
アルツハイマーか?悪魔憑きか?―狂った老婆の衝撃の超恐怖映像!!老婆を狂わせたのは何?戦慄のオカルト×アルツハイマー×ホラー!
医大生のミアはドキュメンタリー映画の制作のため、アルツハイマーを患っている老女デボラと娘サラの生活に密着取材する事に。女手一つでサラを育て上げたデボラは聡明で、意識もしっかりしているものの、夜行症のため夜になると自宅のみならず、庭にすら徘徊していく。それもアルツハイマーの症状の一つと医者は見ていたが、次第に日中でも言動がおかしくなっていくデボラ。あまりの奇行の数々に恐怖に怯えるサラとミアたち。しかし、デボラの症状は過激になるばかりで、ついにはアルツハイマーでは説明がつかないほどの恐怖に陥れられる―!!

デボラには実は「墓場まで持って行く秘密」があったのでした。過去に連続で幼女を殺害した男デジャルダン。彼は儀式のため5人の少女を殺さなければならなかったのですが、5人目としたのがデボラの娘だったのだ。デボラは娘を守るため戦い、彼を殺した…。
愛する娘を守るために犯した罪が晩年災厄となって降りかかり、肝心の娘は幸せな結婚でもしていればいいもののいきおくれ。母親よりも老けてる印象で幸薄く寂しい表情、なんともいえない寂寥感がこの家を包んでいます。
デジャルダンの怨念はアルツハイマー…つまり認知症に冒されたデボラの体を乗っ取り、死してもなお、儀式の再開を目論んでいたのでした。そして大量の土とミミズを吐き出し病院に搬送されたデボラは、病院にいた少女を誘拐します。彼女は山の坑道の中へ入って行き、少女をまるで蛇のようになって飲みこもうとしていました。

しかし、娘たちがデジャルダンの遺体を見つけて燃やしたことで、デボラの行動が収まります。その後、デボラは病状が悪化し会話も困難に。デボラが誘拐した少女カーラは白血病が完治し病院を退院、誕生会にTVクルーがやってきてインタビューに答えているが、謎の笑みを浮かべるというラスト。

怨念に取り憑かれたデボラが警備員を噛み殺して血を「ペッ」って吐き捨てるシーンはなんか格好良かったです(笑)。
でも何よりも恐ろしいのは、あらゆる奇行を全て認知症として処理する医師でしょう。これには恐怖です。「ミミズを食べたのも、病気のせいでしょう。庭仕事してたなら、あるある!」と肯定ですよ。