いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

デビルズ・シティ

【概略】
ヴァインは仲間の悪魔と人間の姿で貸しビルに住んでいた。ある日、ヴァインは少女・サラを助けるが、本来悪魔にはない感情が出てしまい…。
ファンタジー


.0★★★☆☆
な、なんかこれは…ビジュアル的には「ヘルボーイ」シリーズっポイのを狙って見事に失敗した作品みたいな…。
700歳のヴァインは仲間の悪魔たちと人間の姿をしつつ貸しビルに住んでいる。そのビルに住む人間たちからは麻薬の売人と思われているが、実は悪魔たちが人間たちの不幸をエネルギーとして生き永らえてた。ある日、ヴァインはアパートに住む少女サラを助けるが、本来悪魔には無い優しさや愛情といった感情が出てしまったことで、人間の不幸をエネルギーとする悪魔たちは飢え苦しむことになり、悪魔の世界と人間の世界のバランスが微妙に崩れ始めてしまう…。
ヘルボーイ版レオンみたいなか?とこの説明を読んで思いいたり…。
ナタ・ポー→サラ…。全然違うわ!普通すぎる!
ヘルボーイ→ヴァイン…。全然違うわ!カッコよさがね!
結局、共存と対立の間でヴァインは重大な決断を迫られていく―ってなお話なのですが…「現状維持」をモットーに、人間と悪魔が共存しているアパートを管理しているヴァインの知らないところで、ある事(単なる気まぐれで義父から少女を助けた)により、悪魔と人間のバランスが崩れていくストーリー。
なんか人間たちがみんな幸せムードに→不幸がないと飢えてしまう悪魔たち→共存が成り立たない、という事態に。
未来を垣間見ることができる「読み手」、悪魔が取り仕切るテリトリーの存在、傷を付けた人間には悪魔が見えるなど、劇中では明かされていない設定が、たくさんあるようだけれども、説明される割合が少ない。
世界観は斬新。人間が善くなってしまったがために、糧をなくした悪魔が、次第に追いつめられていく様子は言い得て妙。ちなみにいえばこれ会話中心。
結論的には超B級ダークファンタジーでしたね。わりと好き。人間を「真人間」に変貌させた者は「真の悪魔」だったとか、ああやっぱりこのアパートに住んでるのは低級なんだなとか、やんわりと伝わるものの確かに設定に対する説明がない!全然ない!…でもそこもいいところ!次元の異なる存在にうろたえつつも、ヴァインが仲間を裏切って少女のために奮闘する姿は、とても斬新で人間味がありました。彼も「読み手」に選ばれたのです。彼が見た「夢」…そのために少女サラを守る決意をするのです。
更に、今回の状況を生み出した本当の犯人が実はラストに明かされますが、ここちょっと複雑!あの時の行動如何で状況が色々変わったということなんだろうねえ。微妙に損してるような作品。