いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

天才スピヴェット

【概略】
由緒あるベアード賞を受賞することになった10歳の天才少年、T・S・スピヴェットが、授賞式に出るためにたったひとりでアメリカ横断の旅に出る。
ドラマ


.0★★★☆☆
どこかふわっふわっとした部分はあるものの、少なくとも「家族の心に空いた穴を埋めるため、10歳の天才少年が企んだ“壮大な家出"が巻き起こす感動の物語」ってほどではなかった。
主役のカイル・キャトレットくんはとっても可愛く、スピーチも上手。スピヴェットの罪悪感や喪失感は伝わってきますが、どこかで自分を肯定して欲しいと思っていたのでしょうね。愛されていないと思っていた少年が、そうじゃないんだという家族の心に触れて安心するという話。天才によくある孤独を抱えた少年というところが、この作品の肝だったのでしょうか。
映像をみて、なんだかほっこりする感じは、さすが「アメリ」の監督さんでした。
レイトンの方が生きるべきで、いてもいなくても同じ様な自分はいらない子なのでは?と家出に至ります。天才とはいえ、やっぱり10歳の子供です。越冬するスズメを守ったのは松の木だったと言う内容の物語は、彼の心に刻まれたようですが、今のスピヴェットには響きません。科学的に立証し「お祖母さんは嘘をいったんだ」なんて。当たり前だけれど子供の松の木は両親そして家族なのですよ。でもそれがわからないほど、彼は悩んで苦しんでいたんですよね。
マイナスになっていた想像力は、スピヴェットに哀しい想いをさせていたのです。しかし、家族と離れて家族を思いながら旅を続けるうちに、発明の賞よりも彼は大切なことに気づいていった。
マネキンになりすまし、物凄い笑顔を作るところはちょっと笑えましたね~。
あとお父さんが最後かっこよかった。