いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

つぐない

【概略】
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女に生まれた美しい姉セシーリア。使用人の息子・ロビーを、身分の違いを越えて愛しているのだと初めて気づいたある夏の日、生まれたばかりの二人の愛は小説家を目指す多感な妹ブライオニーのついた哀しい嘘によって引き裂かれることになる…。
ドラマ


.0★★★☆☆
簡単にいってしまえば、少女時代の潔癖さから、愛する恋人同士を引き裂いてしまった後悔の物語です。
身分違いの恋、淡い青年への恋心、姉への思慕と嫉妬などから偽証した少女。彼女が自分が取り返しのつかないことをしてしまったと気付いても、もう遅い。姉とロビーは結局結ばれることができなかった。
彼女がついた「思い込み」は、自分が傷ついていたから。だからこそ自分が正しいという観念みたいなもので頭がいっぱいになってたんでしょうね。彼女はそれでどうなるかまでは考えてなかったんでしょう。気持ちのもっていきどころがなく、理由なく彼を責めたかっただけだったように思う。
重厚な映像が素晴らしかったです。戦争という歴史背景がまた悲しみを強くしていましたね。少女の後悔も強く伝わってきました。
2人に幸せを送ってあげたかったという著作つぐない…彼女の願望であり贖罪なんでしょうが、幸せな虚構ですよね。それは読み手を納得させるものや2人の幸せを願う気持ちなのかもしれませんが、自己満足にもとれる。完全に納得できる結末ではなく、少しもやもやとした感情がのこるのも、ブライオニーの苦しみが伝わってまた切ない。

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