いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

トゥ・ザ・ワンダー

【概略】
激しく燃えた愛が次第に熱を失い、義務感や後悔へと移ろう様をモンサンミシェルなどの広大な景観の中に映し出す。
ロマンス


.0★★★☆☆
永遠を誓った、愛は色褪せて行く。流れる風景を切り取っていくような映像は、記憶となりやがて永遠に生き続ける。
哲学的な語りとツギハギ映像美によって詩のようになった作品で、愛とは何か、永遠とは何かを問い続ける。
モンサンミシェルで出会い深く愛しあったニールとマリーナ。だがアメリカ・オクラホマで生活を始めたふたりの幸せな時間は長く続かなかった。マリーナへの情熱を失い、幼なじみのジェーンに心奪われるニール。そして、彼との関係に苦悩するマリーナはクインターナ神父のもとを訪れるが…。
愛による人の心の移ろいと、信仰への情熱の移ろいを並行して描いたもので、少々眠気がでたものの(やはり「ツリー・オブ・ライフ」を撮った監督の味だろう、冒頭から哲学的な雰囲気がぷんぷん)そこは映像の美しさでなんとかカバー。でも誰にも共感できません。あ、ジェーンの気持ちは理解できるかな。
「なぜ愛は冷めるのか?」という永遠に解けない謎を説かねばならない神父の苦悩も相当なもんですよね。
結局本作でも監督は、後半へ行くほどにどこか遠くへ向かって歩き続けていらっしゃる。愛の儚さと永遠というものに惹かれつつも、物語はあってないようなものなのかもしれません。難しいっす。