いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

トガニ 幼き瞳の告発

【概略】
赴任したばかりの教師、カン・イノが感じた異様な雰囲気に裏付けられたように、そこでは教師たちによる性的虐待が日常化していた。
サスペンス


.5★★★☆☆
実際に韓国で起きた事件を基にした話で、トガニ法というものも出来たらしい。
知的障害の子どもたちへの性犯罪は他の国でも同じような事件が起きています。勿論日本も。弱者に対する権力者の暴力がもたらす負の連鎖が恐ろしい。
暗く重い内容で、なかなか考えさせられる内容とハードな描写がなんともいえず被害者である子供たちに気持ちを向かせられる。実際に私には障害のある姪がいるので、とくに気持ちが入ってしまいました。
人権保護センターへ告発するも、その人権保護センター自体が「社会的弱者」であるという事実、法廷での攻防には本当に怒りと絶望感を覚えました。
格差社会の韓国、映画ではよく無能な警察の描写がありますが、司法に対し本当にそうなのか?と勘違いしてしまいそうになる。所詮権力者の「力」には勝てないのか…。公平さはどこに?
新任教師カン・イノの訴えにより、校長を含めた虐待者を逮捕して、中盤から裁判へと発展していくのですが、子供達の心の叫びも虚しく判決は被告側の軽罪で終わってしまう。とてもやりきれない。
救われないままラストを迎える本作、復讐のフィクション部分もありますが、問題提起をしたかったのではないでしょうか。こういった事実があり、それは許されないことであると。被害者側の子供たち・加害者側の役者さんの熱演は凄まじかったです。