いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

となり町戦争

【概略】
舞坂町に暮らす北原修路は、旅行会社に勤めるごく普通の青年。そんなある日、彼はふと目にした町の広報紙“広報まいさか”の中に、不可解な一文を発見する。そこには“舞坂町はとなり町の森見町と戦争をします。開戦日は5月7日”と書かれていたのだが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
うわあ、シュール!「舞坂町はとなり町・森見町と戦争を始めます。」
気付くと戦争がはじまっているんですが、全く持ってそうは見えないんです。「ちゃんと遂行されております、行政ですから」役所仕事を皮肉っているところがちょっと笑えますが全体に淡々とした雰囲気で、とぼけた味わいがありました
いつの間にか始まっていた見えない戦争に巻き込まれた青年が、次第にその恐怖を実感していく姿を描いていく作品です。行政の公務員女性に原田知世さん、サラリーマン主人公に江口洋介さん。
まったく平和な町並み、でも戦死者は出ているし戦争は行われている!?このなんだかよくわからんというのを真面目にやっちゃってるのが面白いところかも。前半はそれをコメディタッチで皮肉ったように描いているのですが、後半は以外にもシリアスに。
戦争反対というよりは、その一歩手前…国政や行政や行われていることに意義を唱えなかったり無関心でいる私含めたくさんの一般の人々にむけた作品のようですね。「みなさんが決めた議会が決めたことです、だまっていたことは認めたことと同じです」というのは、なかなか考えさせられてしまいますね。
2人でハートマークになってる所などちょっと引いた部分もあるんですが、自分の手は汚さなくても結果的に人を傷つけることに加担している(戦争も、目の前では見えない=実感がないだけで確実に行われている)という部分は非常によかったと思う。実感のなさってのは私も含めやはりありますよね。戦争にいっていたというあの会社の同僚(岩松了さん)はかなりナイスな脇役でした。でも正直主人公2人の恋愛部分はいらなかったな^;
境界線が、なんでもない普通の白線だというところも良かったです。しかし「戦争が一番効率がいい」とは、一体なにをしたくてそれを実行しているんでしょうね?