いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

DRAGON ドラゴン

【概略】
ドラゴンへの生贄にされ孤島へ連れ去られたミラ。絶望に沈む彼女は、そこで同じく捕らわれの身だという謎の青年に出会い、徐々に惹かれていくが…。
ファンタジー


.5★★★☆☆
愛に堕ちるー。
ファンタジーとなっていますが、実際はドラゴンをテーマにしたラブロマンスですね。
遠い昔、ロシア辺境の国では、魔物・ドラゴンに生贄として若い女性を捧げていた。しかしある英雄によってドラゴンは退治されたと思われていた。公爵家のミラは英雄の孫との結婚当日、儀式的にドラゴンの生け贄の歌を皆が歌ったところなんとドラゴンに連れ攫われる。

さらわれたミラは洞窟で絶望に沈むも、そこで1人の青年と出会う。彼アルマンに人間らしい生き方を教えていくうちに心惹かれていくミラだが、実は彼こそがドラゴンだったのです。…あとはお分かりだね?

「風をみせよう」のシーンが美しくてよい、めっちゃラブロマンスですけど。ドラゴンの島の造形も、巨大ドラゴンの骸が島となっているので、なかなか好みのつくりでした。
本作で「へー」と思ったのが、ドラゴンの子作りの方法ですね。ブレスで業火に焼かれた人間の女性の肺の中から赤ちゃんが生まれるといったもの。愛し合っても、ドラゴンは最後には愛する人を殺さねばならないと言う運命。だから祖先たちは皆さらった花嫁と話をしたりはしなかった。悲恋。しかし物語はそうはならず、結果的にはミラは普通に愛し合って普通に子供を産んでいました。
また、ドラゴン時と青年時では人格が違うらしく、ドラゴン時ではヒロインを殺そうとします。それを克服しようとするんだけど…。「花を送ることは愛を示す行為なの」アルマンが花を集めているとき、ドラゴン化に襲われたり、かといえばその後触れ合いながらドラゴン凧を飛ばしたり。アルマンの苦しみは相当。「生まれかわるの」の贈り物の笛を吹いて、自我を保つも彼女を愛しているからこそミラを解放するのです。

一応英雄の孫としての地位を守れたイーゴリ、娘を失いかけて「本当に愛する人と結婚しなさい」という父親。そして地位目当てではなく愛する人と結ばれて欲しいと願っていた姉。ミラは再びの結婚当日、イーゴリを愛していないと言い放つ。「私が愛しているのはドラゴンよ」そしてあの生け贄の歌を歌い、自らドラゴンにさらわれる…。阻止しようとするイーゴリを殴るのは、姉と愛し合ってるっぽいイーゴリの片腕の男(お姉さん、出戻りなのかな?)。
数年後の子供を寝かせた後のラスト、二人で上空で飛びながら愛し合うシーンも美しかった。