いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

とらわれて夏

【概略】
シングルマザーのアデルと息子のヘンリーは、偶然出会った逃亡犯・フランクを匿うことになる。共同生活を送る間に、3人は次第に心を通わせていくが…。
ドラマ


.0★★★★☆
ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン共演。
癖のある役者やメロドラマ的なタイトルかと思っていたらとても見応えのある作品で驚いた。
精神的に不安過敏な母親アデルと一人息子ヘンリー(元夫は再婚して新しい家庭を持った)、ある日、スーパーマーケットへの買い物の際、一人の男と出会う。彼は息子を盾にとり車に乗り込み、アデルの家へ向かうようにと促す。その男フランクは脱獄囚だった。
まるで昼メロ・ロマンス的な物語ではあるものの、熟しきった桃でパイを一緒に作るくだりなど、恋と、家族としての絆の成就が形成されたかのような錯覚を覚える。最初は恐怖から。途中からは、男に心も囚われながら。
愛情ある家庭への切望が、3人の中で芽生えていくように、鑑賞者は、この3人が夏の5日間の中で確かにそれをみつけた事をはっきりと感じ取れるのだ。
母親、男、少年、それぞれの立場からの家族への憧れが、なんともはやせつない。
あの夏の日の5日間が、彼らの人生を変えた。ラストシーンでじんわりと涙がでてきてしまいました。私は母の孤独目線でどうしてもみてしまったから、うつ病で不安定な彼女が次第に活き活きとしていく様子を演じるケイトがとても巧いと感じました。
この作品はしっとりとした大人の純愛をあふれんばかりに感じたよ。それとジョシュが凄くかっこよくみえるの。