いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

トランストリップ

【概略】
仲間たち5人でチリ旅行に出掛けたアリシアは、道中で神経を参らせてしまう。アグスティンは催眠術で彼女の抱える狂気を吐き出させようとするが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
ジュノー・テンプル、エミリー・ブラウニング、マイケル・セラらが共演。
観る者を「不安」にさせすぎて上映禁止になった国も出たという、少女が精神崩壊していく様を不気味な演出で描き出した怪作。
初めての海外旅行で言葉が通じないって凄い不安だよね。しかも、自分以外のメンバーは皆言葉が通じるというのに。しかも頼りにしていた従姉のサラが一旦戻る事に。知らない人々、知らない国、言葉は英語以外わからない。
アリシア以外のメンバーがバカンスに出かけるのは分かるけれど、そこにひとりアリシアが参加しているのが不思議。大方サラに「もっと外に出たほうがいいわよ!」とかって説得されたんでしょうが、内向的なアリシアはサラにベッタリで、空気が読めないうえバカンスを楽しむ余裕がない。
「精神不安定な女の子に引っかき回された旅行」ということになるかな。でもこのアリシア、嫌いになれないんだよね…私も似たようなものだからかな、「そういう子」として扱ってくれればまだマシなのに、ポンポン言い合う他メンバーと同じように扱ってくれるものだから、精神不安が増すのだ。
そんな中、善人ぶって拾った子犬をまた捨てるという行為、遊びで鳥を撃ち殺した狩猟など、どこか揺ら揺らするカメラと同じでアリシアの心を揺さぶる。
実際のところそこまでみてて不安になる映画ではなかったが、一人の神経過敏な不安定な精神状態の女の子をからかう他メンバーの気が知れない。
メンバー選びが間違ってたね。催眠術をかける彼氏、アリシアの全てがめんどくさそうな姉貴、意地悪なアメリカ男。
妄執的で奇行が目立つようになるアリシアに、不気味さを感じるメンバー。4日寝てないくらいでこんな風にはならないから、もともともっていた性質、疾患なんでしょうね。
また凄い所で終わる。精神錯乱となったアリシアに現地民の治療をほどこすと、アリシアは心停止してしまうのだ。「浄化された魂が戻る」という話だったけど、要は筋弛緩剤を飲みすぎな気がする。