いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

敦煌

【概略】
11世紀、中国・宋の時代。科挙に落ち続ける若者・趙行徳は新興国・西夏に希望を求めてシルクロードの旅に立つが、その途中で西夏の漢人部隊と出会い、隊長の朱王礼の下に就くことに。やがて部隊はウィグル王女ツルピアを捕虜として連れてきたが、行徳とツルピアは恋に落ちてしまう…。
史劇


.0★★★☆☆
これまた懐かしい邦画の歴史大作です。文化遺産の重要性を描いていて、若い佐藤浩市さんを主役に、西田敏行さんがとにかくかっこいいのであった。渡瀬恒彦さんも出ていて個人的に昔見た当時ムフフだったんですよね。
リアリティや歴史的事実よりもなによりも、遠い昔のシルクロードに思いを馳せる、そんな作品になっています。
舞台は11世紀の北宗の時代。科挙の試験に落ちた趙行徳は、街で西夏の女を助け、その礼として西夏への通行証をもらう。『西夏文字』に興味をもった行徳は、西域へと旅立ちます。
灼熱の砂漠を進む中、兵士狩りにあい無理矢理部隊に入れられてしまうのだが、隊長の朱王礼は、文字の読める行徳を気に入るのだった。また漢人部隊がウイグルを攻略した際、行徳は美しい王女ツルピアと恋に落ちてしまう。

結局、逃亡に失敗した二人は引き離され、行徳は西夏の皇太子・李元昊の命令で、都へ文字の研究に行くことになる。
1年で戻るの約束が2年になり、学を修めて行徳が戻ると、李元昊はツルピアを妻にしようとしていた。行徳が戻った事を知ったツルピアは、婚礼の当日に高所より投身してしまいます。きっと心だけは自分だけのものだと伝えたかったのでしょう。

手傷を負い、朱王礼に言われ敦煌に向かった行徳は、そこで遺物に出会い、特別な想いを抱く事になる。
しかしツルピアに惚れていた朱王礼は李元昊に戦いを挑むことになり、戦乱に巻き込まれた敦煌の文化遺産を戦火から守ろうと、行徳は遺物を運び出そうとするのだが…。

中国オールロケで映画化した壮大な作品ですが、少々芝居がかっていて主要人物は日本人で日本語を話します(笑)。
文化遺産だといっても戦乱や災害にあえば、屑となる、まさにその事実を砂塵舞う歴史ロマンにかえて展開した作品といえると思う。この頃はよく敦煌の洞窟に描かれた仏教美術の壮大さをTV特集などでやっていたので、余計にロマンめいてみえたんだよねー。
しかしスマートな西田さん、かっこよす。「名無しの死体にはなりたくない」「俺の名前を書いてくれ」のシーンがいいよね。