いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

【概略】
映画シリーズ4作目を断って20年、今も世界中で愛されているスーパーヒーロー“バードマン”。だが、バードマン役でスターになったリーガンは、その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、失意の日々を送っていた。再起を決意したリーガンは、ブロードウェイの舞台に立とうとしていた。ところが大ケガをした共演者の代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、アシスタントに付けた娘のサムとは溝が深まるばかり。しかも決別したはずの“バードマン”が現れ、彼を責め立てる。果たしてリーガンは、再び成功を手にし、家族との絆を取り戻すことができるのか?
ドラマ


.0★★★☆☆
かつてハリウッドで大衆ウケしたバードマンというヒーローが、明らかにバットマンを彷彿させる映画であるという事、BGMであるドラム音の心地よさ、ワンカットに見えるような撮影方法で表現などは、映画としてはなかなか面白い試み。
そして主人公をマイケル・キートンが演じ、かつて演じた過去の栄光である「バードマン」がしばしば彼の背後に現われ、おそらくは自身の心の中の迷いや葛藤の声を囁くんですね。

妄想・幻覚めいた映像も入り込んでおり、そのまま受け止めると「うわー超能力者なんだー」となっちゃう。リーガンの虚実まぜこぜの現実が、タクシーの運転手が料金の支払いを求めるところで現実に引き戻されるのですが、娘サムのあの表情での締めくくる最後の最後での妄想の侵食は、物語としては違和感が残るものの、彼が再び俳優として羽ばたいていったということなのでしょう。
見る人によって、印象物凄く変わる映画です。エドワード・ノートンが、傲慢で嫌な奴だが仕事は出来る実力派俳優を演じて、主人公=キートンを脅かすってのもリアリティが合って良い。
演劇業界の皮肉り具合なんかは興味深く、全体に映画というよりは演劇っぽかった。主人公がライバル視するのはウディ・ハレルソン、マイケル・ファスベンダー、ジェレミー・レナー、ジョージ・クルーニーなど他著名人ばかり。マイケルジャクソンと同じ日に死んだファラ・フォーセット。でも自分はファラ・フォーセットではない。「あなたフォーセットより有名よ」。かつての人気スターというものは栄光が過去になると自分を貶めてしまうものなのかな。そこから再起しようとするものの愛と賞賛を取り違えてる。
基本会話劇で、わやわやしてるのが楽屋裏っぽい。
ところで何で字幕の文字色が黄色なんだ?