いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ハート・ロッカー

【概略】
バグダット郊外ではブラボー中隊の爆発処理班が任務に及んでいた。ある日彼らは、殉職した仲間の代わりに新リーダーとしてジェームズ二等軍曹を迎え入れるが…。
アクション


.0★★★☆☆
アクションというか戦争スリラーといってもいいような内容でした。
リアルな迫力があって、空気がぢりぢりとしてるので、観終わって本当に疲れました。ドンパチするだけが戦争ではないというのを改めて感じた作品でした。
人間が壊れてしまう。戦争中毒者となってしまった人間は、もう元には戻れない。彼らを待つ家族の元には心が帰ってこないのだ。
ちょっとした人の動きとか、胡乱な目でみている現地の人々などの映像がリアル感を出しています。いつ、どこで、誰がテロを起こすのかわからない、どこに潜んでいるのか、男か、女か、少年か、起爆装置があるのかないのか、わからない恐怖って物凄い緊張感があると思うんですよね。その緊張感と爆弾処理の緊張感とが合わさって、心臓はバクバク。砂漠での銃撃戦のシーンでは戦争で人が人を殺すことの精神的な疲労を特に描写していると感じました。まさに「人間兵器」と化された少年もそうですね、でもそこまでして一体何が得られるのか。
ドキュメンタリー・タッチで描いた作品ですが、根底にあるものは反戦だと思います。常に死と隣り合わせの彼らの任務、その中をジェームズがドンドン行動する。どうしたらいいのかわからない恐怖を観ている側は感じると思います。壊れた人間というのがどういうものか。また、今でも行われてる彼らの任務とはどういうものか。こんな争いは不毛でもう終わりにしてもらいたい。