いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

バービー

【概略】
父と妹の世話をしながら民宿を切り盛りする少女・スニョン。ある日、叔父がスニョンを養女にしたいという親子を連れて来る。
ドラマ


.5★★★☆☆
「アジョシ」などのキム・セロンちゃんよりもむしろ印象強かったのが、その実妹でもある病弱なせいで捻くれた妹を演じたキム・アロンちゃんの方で、実に嫌~な目つきで睨んだり、変に媚びたりと、憎々しい仕草で見る側に嫌悪感を抱かせつつも最後には同情を全てもっていくという演技が素晴らしかった。バービーがあの目が嫌いといっていたのと同じ感情を見ているものに感じさせるのです。
ストーリーは人身売買・生体移植という社会問題をテーマにした作品で、とても悲惨な話です。韓国社会特有の底辺を彷徨う人物たち。
ソーセージ好きな知的障害の父と、アメリカかぶれの体の弱い妹スンジャ、遊び人である叔父のマンテク。スニョンは家事を賄うばかりでなく、民宿を切り盛りし、手作りの携帯ストラップを売って生計を支えている。そんな健気に生活しているスニョンに養子縁組の話が出る。しかし、昔からバービー人形に憧れていた病弱な妹は、姉のかわりに自分が行きたいというが断られてしまう。
スニョンは養子縁組を申し出たアメリカ人の娘バービーと親しくなり、それをよく思わない父親が、妹のスンジャを連れて行くと決める。
スンジャもスニョンも事情がどうなっているのか知らないのです。アメリカに行くという事は、バービーの妹スーの心臓の提供者になるということなのです。バービーも「これは殺人だわ」と一度は留まらせようとするものの、悩みぬいた答えは…。バービーとスニョン、「許してね」「可愛がってあげてね」言語のわからない二人がすれ違う台詞がとても切ない。
そして何も知らず、アメリカに行ける事を喜びラストまで星条旗を振りまくるスンジャが哀れである。