いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ハウスメイド

【概略】
上流家庭のメイドとして働く従順な女・ウニは、一家の主人と関係を持ち、妊娠してしまう。古株のメイドがその事実を密告したことで、穏やかな邸宅内に波乱が起こり始める。サスペンス


.0★★★☆☆
これ基にしたオリジナルがあったんですね~(「下女」)
上流階級の人間の、下級階層は人間とも思っていないような部分がみえていて、いてもいなくても同じ、「物」と一緒なのでしょうか。
仕える主人と関係をもってしまったウニは妊娠し、古参のメイドがそれを密告したことで巻き起こるサスペンスと復讐譚。これがね~実にいやらしいネチネチとした関係性なんですよ。古参のメイド、奥様、奥様の母親。
特に特筆したいのがこの古参のメイド。彼女は奥さんの母へ妊娠を密告しながらもウニに優しくしたりと二面性のある行動をとりますが、実にしたたかで、上流階級側からの自分達への評価を一番知っているのが彼女で、彼女なりにウニを手玉にとることによって上流階級への復讐というのか嘲りを果たしているようにも見えるのでした。ある意味若くて気立てのいいウニは御し易い駒であったとも思える。そして同時に彼女が一番のウニの理解者でもありこの家の被害者でもあると思う。タイトルの「ハウスメイド」とはその実彼女の事を指しているのかもしれない?なぜかこの女史を応援している私がいました…
ただ、作品としてはこざっぱりして薄味にも思えた。ラストはインパクトはありましたが唐突で、しかし奇妙な緊張感も持続していてそこは不思議な作品でした。
きっと主人はたくさんのメイドに手をつけてるんだろうなあと感じられた…そして繰り返される精一杯の復讐、それすらもあの一家には届かない、切ない物語でした。