いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

薄氷の殺人

【概略】
刑事・ジャンはバラバラ殺人事件を捜査するが、容疑者が死亡し真相は藪の中に。5年後、彼はふたつの殺人事件を知り…。
サスペンス


.0★★☆☆☆
荒涼とした風景の寒々しい部分と、捜査線上に浮かび上がった一人の女に惹かれていく、危げなハードボイルド風のサスペンス。
疑惑の女に堕ちていく―。
物語は1999年、中国の華北地方で発生したバラバラ殺人の謎をめぐって展開していく。ひとりの男の切り刻まれた死体の断片が、6つの都市にまたがる15ヵ所の石炭工場で次々と発見されるという世にも奇怪な事件。刑事ジャンが捜査を担当するが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されたため、真相は闇の彼方に葬られてしまう。2004年、しがない警備員となったジャンは、5年前と似た手口のふたつの殺人事件を警察が追っていることを知り、独自の調査に乗り出す。被害者たちは殺される直前、いずれも若く美しいウーという未亡人と親密な仲だった。それは単なる偶然なのか、そしてジャンもまた、はからずもウーに心を奪われていく…。
地味でこれまた淡々と進んでいくので、眠気に襲われながら見た本作。主演女優のグイ・ルンメイさんの淋しげな表情などが、この作品に合っていたのですが、これ中国じゃなく韓国映画だったらもっと面白くなったんでないかな。
ウーは5年前の被害者の男の未亡人で、しかも今回起こったバラバラ殺人の被害者の両方とも親しかった。犯人は誰というサスペンスではないです。なにせ明らかに真犯人の女にジャンが惹かれていってしまい、そして動機となる男達への復讐がジャンにも当てはまってしまうという…なんて表現すればいいか、救われない話なのだ。
氷のように冷たく硬く閉ざされている女の心、ジャンのダンスとか花火とか意味不明な演出もあるけど、結局は男女の性の物語かと、がっかりした。ジャンに対しても、ウーにとっては「またか」という状態だったんだな。
脚本がうまくないのか、話が途中で「え?なんでこうなってるんだっけ?」と思わずにいられない。もう少し巧く話をつなげてほしい。