いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ハサミを持って突っ走る

【概略】
オーガステンはアルコール依存症の父親と、有名な詩人になることを願っている、不安定な心を持つ母親と暮らしていた。ある日、母親のカウンセラー、ドクター・フィンチの元で数年間暮らすことになったオーガステンは、そこで奇妙で強烈な家族たちと忘れられない時を過していく…。
ドラマ


.0★★☆☆☆
アルコール依存症の父親(アレック・ボールドウィン)と詩人になりたい精神不安定な母親(アネット・ベニング)の元から離され、カウンセラーの下で数年間暮らすことになった13歳の少年が主人公。しかし…この一家がものすごーく変わり者。
ドクター・フィンチは自分の排出物を見て神の啓示だと思い込むし、妻アグネス(ジル・クレイバーグ)はドッグ・フードを食べながらTV鑑賞、長女ホープ(グウェイネス・パルトロウ)は飼い猫を餓死させてシチューの材料に(冗談だけどマジ顔)、次女ナタリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)は主人公を電気治療の実験にかけようとするし、長男ニール(ジョセフ・ファインズ)は小児性愛者のゲイで主人公と関係をもっちゃうし(これはやばい^;)…。とはいえ、ドクター以外は実際にはそう悪い人物ではない。美容師になるための本をくれたアグネスは言う「夢を持つのはいいことよ、苦しいことも忘れられるから」
豪華な俳優陣ですよね~どうやらこれはオーガステン少年の少年時代の回想記らしい。20歳の青年が13歳の役回りをするのもちょっと無理があったけど。抑圧された生活の中から自分らしさを見つけるのは難しい。
ただ、このような波瀾万丈な人生において少年の成長という普遍的なテーマを根底にしながらも、自分なりに精一杯生きようというあたたかな目線を感じる作品でもあります。ナタリーもそう。愛する人に裏切られてそれでも愛する。天井をぶち破る一連のシーンは良かった。ニールの治療、アグネスとディアドラ。叫べ。心の痛みを表現しろ。だんだんと家族に近づくこの一家と(とくにアグネスと)オーガステンはなんだか凄くいいな。
結局、15歳に成長したオーガステンは自立することを決めてニューヨークへと旅発ちます。
でもこれほんとに実話なのかなあ?だとしたら、かなりシュールで笑えない。しかしこれ製作にブラッド・ピットが名を連ねてるんですよねえ。不思議な気持ちにさせてくれた作品でした。