いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

パズル

【概略】
心に深い闇を抱えた少女とそれに激しく共鳴する少年の狂気を描く。とある高校で女生徒の中村が屋上から飛び降りる。1ヵ月後、同じ高校で占拠事件が発生して…。
ホラー


.0★★★☆☆
この世に生きる価値ある人間は、一人もいない。
夏帆、野村周平主演で山田悠介の小説を映画化。あー山田さんか…。
冒頭のシーンがラストに繋がります。
これは、事件を通して女子生徒が覚醒するお話ですが、女子生徒が校舎から飛び降りるところから始まり、そこからある街での事件を「~日前」「~時間前」と、回想シーンを入れながらラストに繋がる構成になっています。そこで起きる事件は、犯人がいくつかの「パズル」をキーに人質の命を賭けたゲームを始めるもので、青春&スリラーと、山田さん作品にありがちの集大成のような映画でした。
これでもかと、人を嫌な気持ちにさせる残酷描写(一応ね)のオンパレード(それ必要か?も多いけど)。電子レンジチーン「残念」は笑いどころか。トマトを使った拷問というのはある意味新鮮だー。
結局の所、ひまわりのお面をかぶった集団は、湯浅(野村周平)に脅されたクラスメートで、パズルは絶対完成しないものだった。パズルの絵は理事長の顔で、彼のしでかした事や黙認していた先生や生徒などに復讐するのが目的だった。
正直ゲームの部分は相変わらずの山田節で「何でそんな面倒なことを?」というもの。ただし85分という短尺で、得意のデスゲームなのですが、脚本を少し変えて行く事によって、ちょっと違った山田作品になった。中高時代の「みんな死ねばいいのに」的な、自身と周囲の終焉を願うような黒い思いを具現化したような作品になっていた。

ただ、血まみれになった制服姿の夏帆が暗い体育館で踊り狂う圧巻のエンドロール、それがぶきもくて、ここはぐっときた。