いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

初恋の想い出

【概略】
80年代の中国。チー・ランとホウ・ジアは同じ官舎に暮らしていた幼なじみ。高校生となった2人は、自然と惹かれ合うようになっていく。ところが、大学進学を前に、ホウ・ジアは母親から“チー・ランとの交際は絶対許さない”と告げられる。
ロマンス


.0★★★☆☆
ヴィッキー・チャオ主演。日本ではまずほぼない「家庭の事情により引き裂かれた男女」の悲恋ものラブストーリーですね。
ヴィッキーがむちゃくちゃに可愛い~そして上手い。主役二人が清潔感があるので好感がもてます。おさげヴィッキーはたまに管野美穂さんにみえるときも。
実は親同士の揉め事(不倫の告発で自殺)があって親から反対された二人はそれでも、ひっそりと愛を育んでいくんですね。どうやら中国では愛とか不倫とかを大っぴらには出来ない世風があったようで…。この作品の時代設定が少し前なので、余計にだったのかもね。お父さんがそもそも他人のことに首を突っ込まなければよかったのに、とは、やはり現代っ子の考え方なのかなぁ。告発したことでどうなるかなんてわかっていたはずでしょう。
次第に二人は自分達を「ロミオとジュリエット」になぞらえるように。2人の死により「2人だけの世界」つまり究極の愛は完成する。彼らが死を考えるのは短絡ではあるけれど恋ってそもそも自分達に酔っているようなものだから…。でも死に切れず、二人は別れ…。
次第にホウ・ジアからの手紙が娘に届かなくなったのを知って椅子に座り込む父親は切なかった…自分のせいで娘の幸せを奪った事実を年々後悔しているんでしょうね。
ヴィッキーの抑えた動きの中で揺れる心を表現するよう勤めたという言葉どおり、ただ見つめるそれだけの仕草がとても良かったです。
言わなければ気持ちは変わらない証拠。この気持ちは永遠に変わらない。
でも結局すべて親の都合で振り回された2人…なんだよね。和解したからすんなりハイOKってのはどうなんだろう。例え気持ちは変わっていなくても、あいた時間は埋められないよ。
ハッピーエンドであるとはいえ、そんな単純なものではなく、写真をとるラストでのあのヴィッキーの泣きそうであふれ出さない涙の絶妙な表情は素晴らしかった。