いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ハッシュパピー バスタブ島の少女

【概略】
世界で一番美しい島、通称“バスタブ"に父親ウィンクと暮らす6歳の少女ハッシュパピー。ある夜、百年に一度の大嵐が島を襲い、ハッシュパピーの大切なもの全てをさらっていった。一晩にして変わり果てたバスタブ島。島は嵐によって水没の危機に晒されていた。沈みゆく島から離れずに生きると決めたハッシュパピーとウィンク。そんな中、ウィンクが重病で倒れてしまう。
ドラマ


.0★★★☆☆
海に浮かんだ小さな島通称バスタブに、父と暮らす少女ハッシュパピー。 しかしある晩襲ったハリケーンにより、島は海水にのみこまれてしまう…。
てっきり南太平洋かどこかの島だろうと思っていたのですが、舞台はアメリカの南部らしいですね。なんだかそれだけでも彼女の暮らしがどこかファンタジーに思えてきちゃいます。堤防の向こう側にはたくさんの工場が並んでいて、ハッシュパピー側の不衛生ながら土着的な環境が、近時代にあまり思えないんですね。
ハッシュパピー役の少女はとても愛らしく、眩しく光り輝いている。しかし、今更だけど大気汚染での地球温暖化をも示唆している内容で、ちょっと古臭く感じたのも事実。
台風が来ると言う事で島の人々は大半が出て行くのですが、父親を含め少数の人間は島に残った。しかし父親は病に冒されており…。
少女の小さな世界の「世界の終わり」がファンタジーに描かれていました。またそれをわざと手ブレを加えたりしてドキュメンタリー風に撮ることによってより現実的に描くのにも成功していると思う。しかし父親の行動が理解し難いものがありました。爆弾を仕掛けたり、子供に逞しく育って欲しいと言うのはわかりますが、何か間違ってるとしか思えませんでした。
でも父親としか知らない世界で彼の死をどう受け止めるのか、それをどう描くのか興味がありました。むしろ彼女がそれを乗り越えていく勇気や力を身に着けていく心の変遷がテーマなのかもしれません、シンプルな答えでしたが、それは確かに「勇者」でした。毅然とした姿で自分らしく道を選んでいく…そんな未来を感じさせるラストです。