いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

パプリカ

【概略】
医療研究所が開発した他人と夢を共有できる画期的なテクノロジー“DCミニ”。だがそれが盗まれ、悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するように。一体、犯人の正体は? そして目的は何なのか? 事件の解明に挑む美人セラピストの千葉敦子は、クライアントの夢の中へ容姿も性格もまったく違う夢探偵“パプリカ”となって入っていくが、そこには恐ろしい罠が待ち受けていたのだった…。
アニメーション


.0★★★☆☆
夢がリアルで、起きて行動してたらそれも夢だったというような既視感、ふわふわとした高揚感などの「夢」が現実味を帯びて迫ってきます。
まさにイマジネーションの洪水で、瞬時に変わる変容性、取り留めのないことが重要だったりするもの、人々の夢の中という「なんでもあり」の世界でパプリカ(セラピストの千葉敦子)が犯人を追って行きます。それと並行して粉川刑事の神経症も夢みることで治っていきます。
触れるもの、見えるもの、全ては移り変わる。ストーリーは意味合いを考えていくと難解で、意味がわからなくなりそうなギリギリのところに位置していると思う。
夢と現実を行き来しながら、それぞれの夢が混じりあい、現実世界が対になる夢の世界観に飲み込まれてしまうような、不可思議な感触。狂気の誇大妄想の人形の行進が不気味で気持ち悪くも心地いい。
夢というのは個人だけのもので、他人とは絶対に共有できないもの。夢を操られた人間は現実世界では精神が破綻してしまうという恐ろしいものでもあるのですが、しかし時田君じゃないですが人と夢を共有できるってのは案外と面白い事かもしれませんね。この作品では前述した通り結果恐ろしい事になってますが。
映像は大変美しく、音楽が平沢進さんというところも好ポイントで、もっと多くの監督の作品も観てみたかった。