いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

トロイ

【概略】
トロイの二人の王子ヘクトルとパリスはスパルタに和平調停に来ていたが、そこでパリスは王妃ヘレンに恋してしまい、ヘレンを船に隠してトロイに連れて帰る。王とその兄アガメムノンは激怒し、トロイに宣戦を布告する。不敗の戦士アキレスを筆頭にしたスパルタ軍は、何千隻もの船団をトロイに差し向けるが、しかし難攻不落のトロイの城壁は、陥落する気配を見せなかった…。
史劇


.5★★★☆☆
スペクタル超大作なのは間違いない。2時間40分以上の長作でかつ歴史ものってことで歴史スキーの血はうずきます。役者陣は豪華です。
史劇なので主役は誰ということでもないんですが、あえて言うならどう考えてもメイン主役は鍛えに鍛えた筋肉と話題性があったブラッド・ピットのアキレスですが、個人的にはヘクトル役のエリック・バナが予想以上に素晴らしかったです!
一応パリスとヘレンの悲愛なんかが全ての発端であり中心事項なんだけど、この2人…とくにオーランド・ブルーム演じるパリスがあまりにも…あまりにも情けなさすぎて…覚悟や責任なんかはまるでなく「助けてくれとは望まない」といいつつも兄の愛に便乗している。これが観ているだけでわかりきってしまうからこそ、この戦争における悲哀を感じられますね。このあたりは、パリスの審判なんかを出すわけにも行かず、単に愛から戦へとしたほうがわかりやすいからなんでしょうね。同じ理由でアキレスとブリセイスのオリジナルエピソードも。
大船団は圧巻だったし、神殿や舞台風景なんかも凄く良かった、戦闘シーンも迫力がありますし、殺陣も素晴らしい出来です。
トロイア戦争での英雄や王・神々・乙女等々の物語を知っていれば、なお面白いですが、残念ながらこの作品には反映されてません。そういう意味では叙事詩「イリアス」というよりも人間的な戦争の物語として描かれているんでしょうね(けっこう大幅に脚色されてますし…でも面白いからいいの!)。物語として考えれば、神々も二分したと考えるとやはりなかなか面白いものです。
ヘクトルとアキレス、一対一の戦いでの動き方なんかは素晴らしいです。特にここのブラピの動きは驚異的。…でも、彼を倒すのは情けない・卑怯者と思われていたパリスなんですよね。最後まで余計なことしちゃった感が物凄いね…(映画は盛り上がるけどね!)。トロイの木馬作戦は単純ながらも効果的、街の惨状を目にしたピーター・オトゥールの表情の絶望感は良かった。EDでびっくりしたのが、EDテーマを歌ってたのがジョシュだったことかな、昔観たときは気付きませんでした。確かめてないけど声でわかりますね~
ショーン・ビーン(英雄オデッセウス役)がさすがに自然でなじんでいます、そしてやはり格好いいわ!いい役もらったな~と思います。主役級の英雄ですよっ。でもトロイの木馬作戦を考案し勝利に導いたせいで、このあと受難の旅になるのよね…^;

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