いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ヒア アフター

【概略】
マリーはバカンス中、津波に襲われるが一命を取り留める。しかしそれ以来、死の淵で見た光景が忘れられず…。
ドラマ


.0★★★☆☆
クリント・イーストウッド監督作品。大津波シーンが東日本大震災と重なりますね、途中で劇場非公開になるのも納得です。
でもこれは災害の物語ではなくて、希望と再生の物語でした。
サンフランシスコの霊媒体質の青年、ロンドンで暮らす双子の兄を亡くした少年、大津波を体験したフランスの女性テレビ記者の3人のストーリー。それは偶然のようでいて必然的な出会いだったと思います。
もっとスピリチュアルで感動的な話なのかと思っていた分少々肩透かしを食らいましたが、しっかりとまとまったジワジワと浸透してくるような作品になっていました。ただし地味です。
冒頭の大津波シーンは実際こうであろうと思われる感じが良くできていて余計に辛くなっちゃうのですが、その臨死体験をしたからこそマリーには死後のイメージが見えた。
霊媒体質のジョージはその能力を自ら封印して暮らしているが、その能力のせいで心が通い始めた相手とも離れてしまう。
里子に出されたマーカスはもう一度兄に会いたいと霊能力者を訪ね歩く…爆弾事件も兄が助けてくれたのではと思い…。
それぞれの苦悩を描きながらそれがロンドンのブックフェアで最後に交差するのも素晴らしかった。
あまり「来世」など余計な部分を入れずにサラリとした感触の作品でした。