いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ビーンストーク/ジャックと豆の木

【概略】
リゾート開発用の土地から巨大な人骨が出たという知らせを受けた資産家のジャック・ロビンソンは、その人骨を調査して驚くべき事実を発見する。なんと自分の先祖は、「ジャックと豆の木」の主人公だったのだ。先祖の"ジャック"が天界から金の卵を産むガチョウと魔法の竪琴を持ち出して以来、天界は荒廃の一途をたどっているのだという。天界を救い、ロビンソン一族の"40年の寿命"という呪いを解くためには、盗んだ秘法を返すか、ジャックが死ななければならないのだが…。
ファンタジー


.0★★☆☆☆
ノーカット版で、3時間ほどあります!でもこれ面白いよ。もしおとぎ話がおとぎ話ではなく真実だとしたら。童話に隠された真実が現代で明らかになるという大人向きのファンタジー。
大企業の社長ジャック・ロビンソンの先祖は実は「ジャックと豆の木」のジャックで、つまりあの物語は真実の物語。祖先が隠した「犯罪」からこの一族は繁栄し、「最後のジャック」である彼に謎の女が近づいてくる…。ロビンソン一族はみな40歳で短命、カジノを建てる工事中の現場からは「巨人の骨」が見つかって…。
ジャックと豆の木というのは、要約するとジャックが「残虐な巨人」から宝を盗んで、あげくその豆の木を切り落として巨人をも倒して万々歳という物語です。でも、この巨人が本当に残虐であるのかは、当人たちにしかわからない。果たして本当の真実はなんだったのか、天からきたという謎の女性を追って、ジャックは最後に1つだけ残っていた豆を使って、おそるおそるながらも天を登っていきます。
緑豊かで楽園のような場所だときいていた天は、荒廃し、滅びに向かっていて、それも全て祖先のジャックのせいだった。最初はファンタジー感があまりなくアラブっぽい格好だったり住民たちが人間と同じだったりと違和感もあったのですが、陪審員たちは神話の神々っぽい感じでしたね
心優しく寛大な巨人(この世界を司る人物の1人と考えてよさそう)サンダーデルの真実は、伝えられているジャックと豆の木とは全くちがうものでした。この世界のすべては、ハープの音色と金を産むガチョウで出来ていて、その2つがなければこの世界は滅ぶ、その事実を知っていたうえで祖先のジャックは愛を誓ったオンディーンさえも裏切って盗み去った。
冒頭の砂漠でも実る種がここで役に立つとはまさか思わなかったけど、とりあえず天界ではブランが一番いい男であるのは間違いない(…といったら弟から非難轟々でした)。地上ではデュサン(執事)なのは間違いないはず!
欲にかられた人間の浅ましく卑劣な行為は、同じく正しいジャックが罪を償うという形で許されたけれども、天界からの追っ手達がサンダーデルの骨と再会した場面なんかはなんとも切なく痛々しい気持ちになりました。(近ッとつい突っ込んだりもしたけどね)
ハープが奏で、世界が再生するシーンは不覚にも感動してしまった…!
なかなか面白い物語でした。ただ、天界描写がもうちょっとファンタジー色豊かでも良かったかもしれませんね。