いやいやえん

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ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~

先祖代々闘牛士の家系に生まれたマノロは、闘牛士ではなく音楽家に憧れる心優しい男の子。マノロには、勇猛な軍人の息子ホアキンと、自由闊達な将軍の娘マリアという幼馴染がいて、3人はいつも一緒に過ごしていた。いつしかマノロとホアキンは、美しいマリアに恋をしていた。そして、祝祭<死者の日>に、死者の国の支配者ラ・ムエルテとシバルバが3人を見つけ、「将来どちらの男がマリアと結婚するか」で悪戯に賭けをした。勝負に負けたくないシバルバは、強力な力を秘めた永遠のメダルをホアキンに渡しマリアを惹きつけ、毒蛇を使ってマノロを死者の国へ誘ったのだった。同じくして、盗賊団が町を襲い、マリアの身に危険が訪れる…。死んでしまったマノロは元の世界へ戻ってマリアを救うため、死者の国の冒険へ旅立つ。果たして、マノロの運命は!?そして2人の恋の行方は!?
アニメーション


.0★★★★☆
ギレルモ・デル・トロが仕掛けた極彩色のダーク・ファンタジー。祝祭<死者の日>に、闘牛士マノロの恋と夢を巡る数奇な冒険を描く。
ストーリーは概略(勇敢な兵士ホアキンと音楽好きな闘牛士マノロと二人の幼馴染の美女マリアを巡る恋のバトルと盗賊団とのバトル)の通り。独特のカラーを力強く打ち出した作品で、メキシコがまず宇宙の中心になってます(笑)それだけじゃなくて、死生観がハリウッド的ではなく色彩に溢れた実にラテンな感じ。亡くなっても覚えていてくれる人がいる限りその魂が消え去る事はないというテーマは、ともすれば、日本の盆と同じような部分もなきにしもあらずで、日本人には受け入れやすいかもしれない。デフォルメされた人物造形に歪んだ異世界(死の世界)は、特徴ありすぎて人を選ぶかもしれないが。

死の国でのサンチェス家のもろもろもキャラが濃い。動く迷路に爺さん(ルイス)の頭に母(カルメン)。
ラ・ムエルテがシバルバの嘘を知って怒り、マイロはシバルバと現世に戻るため、サンチェス家が今まで倒してきた牛全てを倒す勝負をするのです。
パパ(盗賊団に殺され)と婆ちゃん(心臓発作)がいいところで死の国に来るのは笑った。
最初は闘牛士として戦うマノロだが、やがてマリアの「心で歌って!」を思い出しマノロはありのままの自分でいることを恐れず、千の牛が合体した巨大なトロ(牛)に歌を聞かせる。牛は許しを受け入れて、静かに愛が勝ったのだった。約束どおり生き返るマノロ。

現世に戻ったマノロは、マリアが町中の皆を鼓舞してチャカール盗賊団と戦おうとしていたところへ出くわす。そこへラ・ムエルテとシバルバたちの粋な計らいで、死者の日のおまけとして亡くなったサンチェス家の皆を現世に呼ぶのです。
「退却もしない、降参もしない」

サンチェス家の助っ人たちの活躍もあってか、盗賊団は壊滅。メダルも取り戻すのです。それこそが災い。
ホアキンの飛んでいくときの「ホアキーン!」が笑える。ちなみにホアキン声優はチャニング・テイタムさんです。
「踊らないか、セニョリータ」マノロとマリア、二人の連携攻撃で、もうダメだと悟ったチャカールは町もろとも木っ端微塵にしてやると自身に取り付けたダイナマイトに火をつけるのです。「退却もしない、降参もしない」マノロとホアキンは二人で柱を折って鐘の下にチャカールを押さえつけ…。マノロはホアキンに「正義のために戦い続けろよ」といいつきとばし、「僕を忘れないで」とマリアに向かってつぶやく。そして鐘の中で大爆発。しかしマノロは生きていたのです。実は「俺の道を行くよ」と直前につぶやいていたホアキンがマノロの胸にこっそりメダルをつけていたのです。永遠の命のメダル。
マノロとマリアは結ばれます。
冒頭で美人ツアーガイドが子供たちにこのお話をしていましたが、その正体はラ・ムエルテ、警備員のお爺さんはシバルバでした。

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