いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

舟を編む

【概略】
出版社勤務の馬締光也は言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。個性派揃いの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭していく。
ドラマ


.5★★★☆☆
松田龍平は一見パッとしない役柄のほうが似合う。
辞書を作る。それは、何万語とある言葉の海の中を泳いで渡るごときのようなもの。現代に於いてそれがこんな途方もない年月と労力が費やされているものだとは夢にも思わなかった。先達たちが作ってきた辞書を改良編集して作っているものと思っていた。はっきりいって、辞書を観る目が変わったように思う。
何気なく普段遣っている言葉、その意味をいざ説明してみろといわれたら、我々は出来るだろうか?劇中、序盤で主人公が「右」という言葉を説明してみろといわれるシーンがありますが、右…みぎ…右??と思っちゃうのが普通の人じゃないかしら。
辞書を編纂する気の遠くなるような時間、それを職とする者たちの人生をかけた日常が品よくコミカルに描かれていて面白かった。そこにちょっとラブロマンスをいれてみたりしてね。
言霊というものがありますが、言葉というものには力がある。たったひとつの言葉で人生が変わる人もいる、心が動かされる人がいる。辞書というのはその言葉の集大成、なんだよね。
世の中にはたくさんの辞書がありますが(本のほうね)、それらがこのように苦心して作られていたのかと思うと、学校で買わされた辞書にも愛着が沸きますね。

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