いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ブリーダー

【概略】
友人とビデオショップで働く映画オタクのレニーは、カフェ店員のレアをデートに誘うことに成功する。一方、レニーたちとB級映画を観ることが習慣のレオは、恋人に妊娠を告げられ…。
ドラマ


.5★★★☆☆
キタ━━(゚∀゚)━━!!若いマッツ・ミケルセン。監督はニコラス・ウィンディング・レフン。
レニーは、友人キッチョと共にビデオショップで働く映画を愛する映画オタク。そんな彼には、カフェで働く気になる女性がいた。ある日、勇気を振り絞って彼女を映画に誘ったレニーは、見事、デートの約束にこぎつける。一方、レニーとキッチョと一緒にB級映画を見ることが習慣のレオは、恋人ルイーズの妊娠が発覚し、動揺を隠せなかった。ルイーズの兄ルイも妹のオメデタを喜ぶが、それに反してレオのストレスは日に日に高まっていく。そして、ついにはルイーズに暴力をふるい、流産させてしまうのだった。それを知ったルイは、レオへの怒りを暴走させ…。

マッツが演じるレニーはビデオ屋で働く映画マニア。で、なかでも好きな映画が「悪魔のいけにえ」に「マッドマックス」。うわー気が合いそう。ウフ。相変わらずカッコ可愛い。
レニーの友達レオ。最近恋人ルイーズの妊娠が発覚し、動揺を隠せない。低所得の上に子供を授かる事でだんだんと追い詰められていく。
ルイーズの兄ルイ。深夜クラブで働く彼は人種差別主義者でキレると非道なことを平気でする。妹を大切に思っている彼はレオの事を良く思っていない。
レニーの同僚キッチョ。以上の男4名は、毎週のようにB級映画の上映会を開いている。仲がいいのか悪いのか、よく分からない関係性ですが、なんだかんだいって正装して集まるのがいいですね。

マッツの役どころが非常に美味しい設定です(笑)1999年の映画なので、DVDも普及し始めている頃ですが、ビデオ店の棚には、ひたすらVHSが並びます。1階はジャンル別に分かれていて、2階には監督別のコーナーがあり、客相手にどんな監督が置いてあるのか店の素晴らしい品揃えを延々と力説しはじめる冒頭。セルジオ・レオーネ、マーティン・スコセッシ、ジョージ・A・ロメロ…と、とにかくとんでもない数の監督名を挙げるのですが、客が見たかったのはアダルトビデオだったというね(笑)
頭の中には映画のことしかなく、店を閉めた後も、ひたすら自分の家で映画を観ます。話をするといえばいつも映画の話ばかりのレニーには可愛くて微笑ましいものがあります。友人との会話もスティーヴン・セガールとフレッド・ウィリアムソンはどちらが凄いかとか、そんな様な事で、同僚のキッチョに、世の中には映画以外のこともあるんだぞ!たまには他のことも考えたらどうなんだと言われる始末。(まるで自分に向けて言われたかのような気がした!)
暇さえあれば映画ばかり見ていて、現実世界とうまく関係を築く事の出来ないレニーには、とても親近感が沸きます。それは自分も同じようなタイプの人間だからでしょうか。

ところで本筋はビデオ店員の映画話ではなくって、レオのことなのです。追い詰められたレオは恋人ルイーズに暴力をふるい流産させ、その報復として彼女の兄ルイにボコボコにされたうえHIV患者の血液を注射されてしまう。どうしてこうなるんだ、ルイーズを愛してるのに、と絶望したレオは、銃を持ってルイを待ち伏せ、撃ち殺して自分の頭も撃ちぬきます。ルイはヤバイ人だけれども、基本的にレオもいくら罵倒されたからって自分の物だけ移動させられてたからって女性に手をあげるなんてクズだよね。
4人の男たちと彼らの関係性が崩壊していく様を描いた作品で、不穏な空気と緊張感のなかに監督の映画愛にもあふれた作品だった。あとマッツね。マッツ可愛い。あんな雑なパスタの食べ方ないよ。
残されたレニーとキッチョは、次の木曜は何見る?とかぼんやりと話す。一度目のデートもすっぽかし葬式にも出なかったレニーは、レアに再度アプローチをかけて、一緒に映画をみる約束をするんですが…それがなんと「アルマゲドン」(笑)。

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