いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

プール

【概略】
4年前に家出した母に会うためタイへやって来た女子大生が、6日間の滞在を通じて次第に母子の絆を取り戻す様を描く。
ドラマ


.5★★★☆☆
かもめ食堂の流れの作品のひとつ。
娘である自分を置いて、小さなプールがあるゲストハウスで楽しそうに暮らしている母の姿をどうしても素直に受け入れることができず、戸惑いを感じるのは当然。
チェンマイのどこかゆったりとした気質はこの世界感にあっているものの、肝心の母子の絆がどうしても感じ取れなかった。
「いい距離感ですよね」って台詞は母親と娘の関係を指しているのだけど、京子の姿は傲慢で自己中心的に見えますが、人としての生き方としては羨ましいところもあると思う。人と人との距離は難しいもので、愛があれば十分といったキャッチコピーには少々無理があるものの、京子の生き方には憧れるところもある。自分で決めたからと行動するそのたくましさは闊達で活き活きしている。
「自分のやりたい方にすればいいよ」この言葉に後押しされた方もいるんじゃないかな。やりたい事をする、それは簡単のようでいて難しいことだから。個は個で、親子といえども所詮は他人なのだ。とはいえ、残された相手側からすればそれは自分勝手に見えるのも仕方がない。というか自分勝手だから。
…で、夜なべをして作ってくれたのがストールだったんだけど、どうしてだろう?まるで魂が送られていくようなラストの道路の両端に僧が歩いていき真ん中を車が走っているシーンは印象的です。
鳥のさえずりが眠さを増長させますが^;やはり静かでスローテンポな作品。素敵な風景や歌やゲストルームなどの映像から個々に感じ入ったものを楽しむという作品なのかもしれないなあ。

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