いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

FLU 運命の36時間

【概略】
ある日、鳥インフルエンザH5N1の変種ウィルスが猛威をふるい、ウィルスの拡散を防ぐため町が封鎖される。住民たちは感染の恐怖に次第と暴徒と化し、正義感あふれる救急隊員のジグは、愛する人の娘ミルを守るため、たった1人で町に取り残された人々を救おうと立ち上がる。しかし、地球規模の感染拡大を恐れたアメリカ軍が、ミサイルで町をまるごと消滅させようと動き出していた…。
パニック


.0★★★☆☆
空気感染、速度/秒速 3.4人、致死率 100%
こんなの速攻で感染して死ぬわ。韓国全滅じゃんか。感染経路、国家対策、暴徒と化す市民、鎮圧する部隊など、王道のパンデミックものでした。まあ、だからこそ安心して見れる部分もあり。
政府の感染者隔離政策は、まさにナチの行動と同じもので、競技場に感染者を隔離するのですが、まるで「サラの鍵」や「黄色い星の子供たち」みたい。
劇中にて感染死亡者をクレーンで運んで、まとめて焼こうとするシーンがあり、そこが一応見どころかもしれない。なんとなくホロコーストや戦争を思い起こさせる描写で、とてつもなく恐ろしく、まるで人間をゴミのように処理する様子はシュールなシーンです。しかもその上を少女を探して歩くんですよね…。
容赦ない描き方はいかにも韓国で、それはそれでいいと思うのですが、ちょっと背筋が凍るシーンでした。
主人公の救助隊員は、自分の任務の全うと、愛する女性とその娘を守る事との間で迷う。で、きっちりどっちもとってしまうのはご愛嬌なのかもしれませんが、実際のところ娘を持つ母親は自分たちの幸せをとる行動をしちゃうんですよね。こんな状況下で正義を唱える事のほうがおかしいのかもしれません。主人公は適度に正義感のある青年で爽やかでした。なかなか大味ながらも大作感あふれる作品で見ごたえがありました。
米国の独裁的で悪徳なやり方を批判する形で、誠実な大統領を通じて自国の愛国心をあおるやり方はちょっとプロパガンダっぽいとこもあるけどね。

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