いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ペーパーハウス 霊少女

【概略】
母親とふたり暮らしの11才のアンナは、夢見がちな少女。父親は仕事が忙しくてほとんど別居状態、ろくに顔も憶えていないというありさまだった。反抗期ともあいまって、いつも画用紙に絵を描いては、空想の世界に浸っているアナ。すると、彼女が描いたとおりの「家」が夢のなかに出現して、しばしば意識不明を引き起こすようになってしまうのだが…。
ファンタジー


.0★★★☆☆
主人公の少女アンナが、画用紙に 「家と窓から覗く男の子」を描いていくと、夢の中でその通りの家や男の子がほんとにそのまま出現してしまう。それも、アンナの描いたとおりなので、窓や家具のバランスがおかしかったりと、じつに不気味でシュールです。男の子の足を描いたら足だけ出現したり(笑)

そして夢の「家」 に遊びにいくようになると、アンナは頻繁にナルコレプシー(場所や時間に関係なく眠りに落ちてしまう病気)になってしまう。
あるとき、父親の絵を描いて気に入らなかったため顔を黒く塗りつぶしたところ、夢に恐ろしい父親が現れるようになり…といった、ホラー寄りのファンタジー。
ちなみに音楽はハンス・ジマーさんが担当。マークと出会ったシーンのあとでは、フォーレのレクイエムも流れます。
この父親の「今行くぞ」がめちゃ怖。超展開ながらマークが大活躍。父親が何度もアンナの胸をぶっ叩くシーンもめちゃ怖なんだけど、それは現実世界で心臓マッサージ受けてたからなんですね。
思春期の少女のバランスを失った精神状態を描いた作品かとも思います。イギリス映画ということもあってか、全体に地味で鬱々としています。ヒロインの少女が特に可愛くない(というか男の子だったらイケメン)のが凄く現実的。
でもこれ痛すぎるサブ・タイトルが酷すぎです^;
夢の中で生きていたマーク。父親がもらした亡くなったの言葉でその死を知るアンナ。そうだよね、歩けなかった足で走ってたからね。海へ行こうと話していた場所で、夢の中でみた灯台と同じ灯台を見つけるアンナ。そして夢の中で渡した鉛筆でマークが描いたものとは…ヘリコプター。
ラストは一応切ない展開なっていて、灯台にマークがいると思ったんだよね。でもそこにあったのはマークからの手紙で、その象徴とするものはちょっと詩的でした。

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