いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

ペーパーボーイ 真夏の引力

【概略】
退屈な日々を送る新聞配達の青年・ジャックは謎の女・シャーロットに恋をする。彼女は獄中の恋人の冤罪を証明するため、ジャックの兄に調査を依頼するが…。
サスペンス


.5★★★☆☆
ニコール・キッドマンがけばい年増女を演じてます。そして彼女に恋するのが新聞配達のザック・エフロン。
ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック。
記者のウォード・ジャンセンは、黒人の同僚と、実家で新聞配達を手伝う弟のジャックとともに、白人保安官殺害事件の調査を開始する。3人は恋人の無罪を信じるシャーロットを伴い、容疑者ヒラリーと刑務所で接触を試みるが…。
ニコールは、まさに年甲斐もないアバズレそのまま、このニコールには度肝を抜かれました。海でくらげに刺されたジャックに尿をかけるシーンも、即席治療としてはあってるのだけど、どうよそれと引いちゃいますよね。そういえば「ライラにお手あげ」でもそんなシーンがあった。

南部の人種差別問題が絡んで、陰気で救いようのない話が展開されていきます。真夏のジト~~ッとした感覚が映画で表されていて、見ているこちらも息苦しくなってくるよう。
青年が倍くらい年上の女性に憧れる話でもあり、冤罪事件を巡るサスペンスでもあり、黒人差別を扱っていたり、プアホワイト問題もという、内容が盛り盛りの映画で、登場人物がジャック以外みんな一癖あるというのも面白い設定。
事件の真相うんぬんよりも、登場人物が隠している闇の部分が、破滅的な結末へ収束していくところに映画的興奮がありました。とくに兄ウォードの性癖(ゲイでマゾヒスト)にはショックを受けたことでしょうね。ジャックは結局何もできないままだったのです。ヒラリーがシャーロットを殺してしまうことも、兄の死も、とめられなかった。保安官殺しはどうやらヒラリーの犯行で正しかったようですが、真実を知るものは結局誰もいない、この曖昧なもやもや感が逆に作品に戦慄を与えているのは確かです。
ラストはこのひと夏の出来事がいかに心に傷深く残るものだったかがうかがい知れるというものです。

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