いやいやえん

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ホーンズ 容疑者と告白の角

【概略】
恋人殺しの容疑者となったイグ。ある日突然、彼の頭に人に真実を語らせる力を持つ角が生える。その力で恋人を殺した真犯人の手掛かりを追うイグだったが…。
サスペンス


.5★★★☆☆
角よ、恋人殺しの謎を解け。
ダニエル・ラドクリフ主演。恋人殺しの容疑者となった青年の頭に角が生え、その影響によって彼は人々から様々な真実の秘密を打ち明けられる。青年は角を使って、最愛の恋人を奪った真犯人を探すことを決意する…といった、一風変わったファンタジー・サスペンス。
アレクサンドル・アジャ監督が選んだのは、ダークファンタジーでした。長編ホラー小説を原作とするこの作品は、スティーヴン・キングの息子が作者なんだとか。

愛するメリン、子供の頃から相思相愛、そして皆から愛されていた彼女。ある日、森の中のツリーハウスの下でメリンの遺体が発見され、警察は彼女の幼馴染で恋人のイグが容疑者だと考えます。イグは無実を訴えますが、近所もマスコミも彼を犯人扱いします。幼馴染のリーが公選弁護人となり、裁判で争うことになるのですが、なんと鑑識ラボが放火され、遺体に付着した犯人の生体サンプルまで焼失し、イグの無罪を立証することは非常に困難な状況になってしまうのです。
さてある朝起きたら角が生えたイグは大慌てするんですが、みんな「ああ、角だね」くらいの薄い反応です。リーに至っては角が見えません。しかし角が生えて以来、周りの人の行動がおかしくなるのです。この角は周りの人間に真実や欲望を告白させる魔力があるようです。
しかも、角で聞いた真実で放火が父が知り合いに頼んでやった事だと知ります。母親は一見あたたかくむかえてくれていたのですが、角で聞いた真実では消えて欲しいと思っています。
角の効果で周囲の人々の奇行が笑いを誘います。また、イグは、寄ってくる魔王サタンの化身である蛇を体に巻き付け、ピッチフォークを手にし、嘘の証言をするウェイトレスの顔を蛇に噛ませたり、自分を逮捕した幼馴染のエリックにゲイだとカミングアウトさせ(相棒もゲイだったのでカップルになる二人/笑)、兄テリーをドラッグを大量に服用させ、そして最後にメリンとの関係を示唆していた弁護人でもあるリーを呼びつけます。彼はメリンの十字架をもっていた。

真犯人はリーだと予想していました。それは幼い頃にあの子が好きだと告白していたことからもそうでした。しかしリーがイグのせいで指を二本も失う事故にあっていた伏線はなんだったのか。実情は痴情のもつれ(しかも一方的な勘違い片思い)だったわけで、後々全く活かされない指を失ったエピソードは必要だったのか謎ですね。
それにしてもオチは途中で読めてしまうものの、まさか最後に羽が生えるとは思わなかったわ(笑)メリンの十字架を外すと、今度は角ではなく背中から天使の羽が生えるのです。しかし羽で飛んだ直後、羽が燃えて堕天し、全身悪魔の姿に変わります。悪魔化したイグには銃なんて無効で、リーは大きな角で刺され、その傷口に蛇が侵入し絶命。
一度リーに焼き殺されそうになったあと、メリンの父親のもとへいって鍵と十字架をもらうのです。恋人メリンが別れを告げた理由は、他に男がいるというのは真っ赤な嘘で、癌を患っておりプロポーズを受けたらイグを悲しませることになると思い身を引いた…というのが真相のようでしたね。あんなに愛し合っていた二人なのですから、たとえ癌で余命いくばくもなくとも、二人で乗り越えていって欲しかったと、私は思います。
そうそう全てが終わったイグは、悪魔化に肉体が耐えられなかったのか、消し炭となってしまいます。でも、ラストシーンで魂が二人をまた再会させ、天国へと導いていく所はなかなか良かったです。

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