いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ポンペイ

【概略】
ローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残り、マイロは、奴隷となり無敵のグラディエーターへと成長していた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘、カッシアの馬を助け、その瞬間二人は身分の差を超えて激しい恋に落ちる。8月24日、ヴェスヴィオ火山がまさに噴火しようとしていた。果たしてマイロは降り注ぐ火山岩をくぐり抜け、熱雲が街を覆い尽くす前に、自由を手にし、愛する人を救いだすことができるのか―。
パニック


.5★★★☆☆
ポンペイといえばヴェスヴィオ火山の噴火!そこにドラマをもってきて盛り上げようとした作品ですが、そのドラマ部分はというと、奴隷と貴族の娘の格差恋愛。
ポンペイの歴史的な町並みをかなり忠実に再現しているようで、そこはなかなか興味深く見ました。そして噴火シーンはCGだとわかっていても、大噴火によって都市が消えていく様は見ごたえがありました。スぺクタルだったー!
やはり、難はストーリーでしょう、これがちょっと薄い。主人公マイロの立ち位置も薄い。ヒロイン・カッシア役のエミリー・ブラウニングさんは可愛らしいけれど、この時代の美女の定義からはちょっとボリュームが足りない気もするし(唇はセクシー)。
この二人の格差恋愛に関しても、恋心が昇華していくようなものではなかった。邪魔立てするのはカッシアに執着し結婚しようとしている元老院議員役のキーファ・サザーランド。どうやらローマでひと悶着あったようですが(おそらくカッシアを見初めた彼が追い掛け回してた様子)マイロの両親一族の仇でもあり、「構わん、(人々を)斬って進め」と言い放つ無慈悲で冷酷な男。
火山における災害は終末的で、当時の人々は本当に世界の終わりだと思っただろうねえ。神々は死んだと思うのも仕方ないかも。日本の件のあの火山噴火の状況だって相当悲惨なものだったもの…この規模の大噴火なら、一大都市が消え去ったというのも頷ける。

ただ、変にドラマ部分を強調して主人公カップルだけが生き残ったとか、そういう筋立てならガックリきましたが、最後はみんな死に絶えてて、そこは(ある意味で)良かったと思った。実際のポンペイ遺跡をみてきたわけじゃないですが、あの火山噴火で生き残れるわけがないと思うので。それと噴火版「タイタニック」にシフトすることもなかったのは良かったですね。
思いを馳せられる歴史物は好きなので、薄いとは思いつつも嫌いになれない作品。これはこれでいいんじゃないでしょうか。

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