いやいやえん

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マイ・ボーイ・ジャック

【概略】
第一次世界大戦下、英国将校として西部戦線へと出征した17歳のジャック。突撃命令を受けた彼の中隊は数時間の激闘の末、次々と塹壕へ戻る。しかしジャックの姿だけが見当たらず…。
ドラマ


.0★★★☆☆
視力のせいで海軍への志願兵試験に落ち悩む青年ジャックをダニエル・ラドクリフくんが演じていました
この時代ですから、「国のために」の戦争への志願が称えられる。ジャックの父親もそれを演説する立場であり、行く前、結果の前はそれを盲目的に信じています。
それがどういうことなのかを理解するのは実際にジャックを失ってから。
どう考えても、無謀だったんですね。時勢や愛国的気持ちだけではどうしようもないほど切迫していた当時のイギリス。日本でもそうですが、戦争は当事者だけでなく家族も体だけじゃなく心にも深い傷跡を残します。自分が息子を死に追いやったと自責の念にとらわれる父親は気が狂いそうになったでしょう、この両親はいつか乗り越えられることを信じました。大切な人を失うのはとてもつらいことですね。志願した青年たちも無駄に命を投げ出すわけではなく、彼らにもそれなりの理由があり当時はそれしかなかったのかもしれません。あの悲惨な状況でも「勝利」といえる戦争の狂気は恐ろしいです。
実話に元ついた作品です。このジャックの父親はジャングル・ブックの作者キップリングさんなんだそうです。このジャックなのかどうかはわかりませんが、実際の長男は新聞に戦争体験を書き、本も書いたそうです。
ダニエルくんは脱ハリポタイメージを意識したそうなんですが、メガネを固定し銃の練習をするあの表情などをみるに、完全にハリーのイメージはありません
BBC製作のTVドラマ、上品すぎるところもありましたが、なかなか良くできた作品でした。涙がでました。

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