いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

MOTHER マザー

【概略】
1958年、フレンチ・アルプス地方。ある孤児院にやって来たアンナは前の雇い主と問題を起こし、私生児を妊娠していた。孤児院は閉鎖目前で残された孤児はジュディスという少女1人。アンナは、どこからか響いてくる子供の声や足音に悩まされるようになる。その孤児院には300人もの子供たちが生命を落とした忌まわしい過去があった…。
スリラー


.0★★★☆☆
孤児院、子供、霊とこれ設定がかなり好みホラーっぽくてめちゃくちゃ気になっていたんですよねー。サイレントヒルの監督さんのプロデュース…ただしアルバトロス。
「怖い子たちに気をつけてね」
概略のとおり、この孤児院には悲惨な過去があって、子供たちがなくなっているのだけど、その頃の資料は隠されている。

主人公としてやはり不穏に思って好奇心から探っていくアンナなんだけど、彼女が身ごもっていることは院の関係者はみな知っていて、少々彼女は精神不安定気味なんだよね。腹の子に関しても望まれているわけではないから複雑なんです。周囲と自分のおかれてる状況に対して不満がある。だからか行動をみてるととても未熟なんですよね。
戦災孤児として大量に運ばれてきた子供たち…悲惨な状況の中、どれだけの子供を救えたか。ジュディスは同じ頃つれてこられた生存する子供で、キーとなる少女。
ここでなにが起こったのか。子供たちはそれを知りたいのだ、と、むしろこじつけているのはアンナのほう。見ているぶんには「一体ここでなにがあったのか気になる!」っていう見せかたに感じないぶん、切羽詰ってる感じもなにもないんです。壁の箱、冒頭でもでてきた共同トイレの鏡…鏡面の無数の手の跡と鏡の向こう側の子供…たどり着くのは不自然なくらいに明るく清潔な場所。

もう少し面白くなりそうな作品ではあります。系統としてはかなり「永遠のこどもたち」と似ていますが、出来はあちらのほうが上ですね。違うのは、真実を知るのではなく、ある意味でこどもたちだけの永遠の別世界へと足を踏み入れたという部分でしょうか。ホラーともいえない。
思っていたような作品ではなかったのは非常に残念です。ラストの「マザー」としての姿は非常に美しいものでしたが、そもそも彼女は母親になりたいんでしたっけ?
フランスものはこの作品もそうだけれどやはりどこか「意味がわからない」というのか「伝わってこない」部分を感じます(他のフレンチホラーもだいたいそうかな)。どこかが、ずれている感じがする…感性の違いなんだろうか。何をもとめていたのか、訴えるものが非常にわかりにくい。それとも、そういう求める意味自体がないのだろうか…。

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