いやいやえん

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マッドマックス2

【概略】
家族を失ったマックスは、最強マシン(インターセプター)とともにガソリンを求めて彷徨っていた。中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが続発している。やがてマックスは精油基地を守る人々と暴走族の抗争に遭遇。ガソリンを条件に別天地への脱出を頼まれ、再び暴走族との孤独なハードバトルに挑んでいく。
アクション


.0★★★★☆
199X年、世界は核の炎に包まれた~!なんつって。実際は戦争です。「北斗の拳」など、本作が後のクリエイターに与えた影響は多大。
前作で示されなかった冒頭の黙示録の提示に、幼少期「北斗の拳」を見て育った身としては、ある意味で既視感バリバリの荒野が描かれるわけだけど、まるで西部劇のような追う者と追われる者の構図が、ぴったりとはまる。
本作中にインターセプターを木っ端微塵に爆破する勇気も凄いし、勿論ヒューマンガス様率いる敵側の存在も忘れてはならない。
荒廃した世界で、モヒカンで、ヒャッハー!!!この設定がもう素晴らしくトチ狂ってるよ。マッドだよ。

あての無い荒野に暴力の連鎖、ガソリンと食料を手に入れるだけの日々…マックスの心は渇ききっていた。そんな中で出会う様々な人たち。車を乗る者にとって「石油」は水と同等以上に貴重な物。マックス、石油を守る人たち、ヒューマンガス一味…そりゃ死闘になるわけです。
蹂躙される人々、悪と正義の境界線が曖昧になり、単純な「暴力」への抗いとなっているからこそ、説得力のある世界観が生まれた。

本作に登場する暴走族の姿がまさに、北斗の拳の「ジード」一味にそっくり(笑)実にわかりやすいよ。革ジャン、モヒカン、ボーガン、改造バイク、バギー。ガソリンを求めて暴れまわるヒャッハー!!なモヒカンやジャギ風鉄仮面。北斗の拳ほか、全てのヒャッハーはここから始まりましたよね!

弾のない散弾銃、ドッグフードを食べるマックス、オルゴールを回すマックスが微笑むシーンに痺れます。無口なマックスですが、心が裂けた男だから寡黙でいいのです。犬を連れて行く姿だけで、感情が伝わる。

死人が出たと噂される生スタントの迫力は圧倒的です、やっぱり迫力が違うよね。マミヤ的女戦士もいたり。
前作の自身が暴走に冒される恐怖感もいいのですが、本作では敵対するものは情け容赦無く暴力で叩き潰す残虐集団を描ききって、今まさに荒廃している世界観に脳天を直撃されたような衝撃を受けました。このヒリヒリした熱量、まさに雄たけびたい、ヒャッハー!!!と。

面白いのは、自称パートナーの、蛇使いの男。ヘリっぽいので飛んでるんですよ、あれ楽しそうだなーと今も昔も思います。そして子供に弾を拾ってこいと無茶な事を頼むマックス。「這っていけ!」とかあんた、子供にも容赦がない。そして最後トラックに詰まれてた砂を見たとき、全てを悟るんですよね。バスのほうにガソリンは積んであったのだ。
北部族の長になった少年の視点で語られる、マックスとのひと時のストーリーでした。
本作でのマックスは「マッドマックス 怒りのデスロード」でも同じように、視点的立場として描かれているのも面白い。

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