いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

まなざしの長さをはかって

【概略】
イタリア北部の小さな村に、小学校の代理教師として赴任してきた若く美しい女性マーラ。彼女は村人の大きな関心を引き、チュニジア移民のハッサンは彼女に恋心を抱く。ジャーナリスト志望の青年ジョヴァンニは、マーラのパソコン設置を助けた際にパスワードを知り、ひそかに彼女の私生活を覗き見る…。
ドラマ


.0★★☆☆☆
近づきすぎても、遠すぎてもいけない。人と人との距離の話です。でも、そんな簡単に加減することは出来ないものだからこそ、悲劇が起こってしまうのです。
地方の小さな村に美しい女性マーラが赴任してきます。彼女は奔放で自由で自立心に満ちた女性。そんな彼女の出現に村の男たち(ジャーナリスト志望の青年ジョヴァンニ、チュニジア人移民の自動車工ハッサン、バスの運転手グイド、裕福なたばこ店の店主アモス)の日常が変化する…。
後半で謎のサスペンス化しますが、前半は犬殺しの問題もありますが、ゆっくりと丁寧にマーラと彼女を取り巻く環境が描かれています。
チュニジア移民で修理工のハッサンは彼女に恋をし、覗きまでやっちゃうのだけど、特にストーカーというわけではなく、極々真面目。最初は突き放すマーラだけど、ハッサンがちゃんと謝罪してきたことから彼との距離が縮まり…「結婚して欲しい」とまでになっちゃう。でも、マーラには外国行きが決まっておりそんな気持ちは毛頭なく、ここではっきりとした2人の心の温度差を感じました。
後半の展開には驚きましたね、そしてその犯人にも。
原題は「正しい距離」。ジョヴァンニが事件の真相を追ったように、ときには近づくのも必要。人と人との距離感って難しいですね。

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