いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

魔法の国のプリンセス

【概略】
生まれたら妖精から贈り物を受け取る世界に誕生したエラ。彼女が受け取った贈り物は、自分の意志とは関係なく、言われた通りのことをしてしまう“服従能力”だった。
ファンタジー


.0★★★☆☆
これってゲイル・カーソン・レヴィン作『さよなら、「いい子」の魔法』が原作ですね、私この児童書大好きだったんです~。児童書集めをしていた時から一番のお気に入りで、コレクション本を全て処分した時も、この本だけは手元に残していたくらい。
ストーリーはシンデレラパロディみたいな感じではあるけれど、生まれた時に妖精に「従順」になる魔法をかけられたエラが、呪いをうち破り、好きなこと愛することを自分で選びとるための旅をするという話。エラは「従順」の魔法を誕生の贈り物として妖精からもらうのですが、実はそれって、かなり恐ろしい魔法! 誰かが「命令」すれば、抗う事は絶対に出来ないってわけ。「食べなさい」と命令されれば、おなかが一杯になろうが吐きそうになろうが胃が破れそうでも、止めなさいといわれなければ止まらない。
この主人公エラが強くて前向きで明るくて面白い女の子なのですよね! だからかな…全然悲壮感がなく、逆にユーモアあふれる作品になってます。相手役となるシャーモント王子(シャー)も、優しくて誠実で、でも面白い男の子。さすがに階段の手すりを滑り台よろしく滑りまわるのはこのカップルだけでしょうな…(笑)
「全てに従順」の魔法をかけられた身の自分ではいつ何時シャーに危害を及ぼすか、国に酷い損害を与えてしまうかわからないから。 エラはシャーの求婚を断わり身を引こうとします。後半の二人の手紙のやり取りからやエラの決意など、「行動する女の子」が清々しい。ニューベリー賞受賞作品ですね。これは女性にお勧めなので是非読んでみて下さい♪面白いですから。
映画はアン・ハサウェイさん主演で、印象がかなり違うなーという感じ。原作では次々に起こる難問に果敢に立ち向かい、自らの機知で乗り越えていく少女エラが魅力的で、また王子シャーの悩みや手紙なんかも現実味があって素敵だったりするんですが…残念ながら15歳ほどの設定なのが、映画版ではもうちょっと大人。あとかなり端折ってて新キャラクターや設定もあって、設定を借りた別作品のようなTVM作品になってますね。寮での話なんてまるまるなくなってるし。エラとチャー(チャーモント王子になってた)との最初の出会いも違ってたしね。チャー役はヒュー・ダンシーさんでした。
とはいえラブファンタジーTVMものとしてはそこそこ面白かったです。アンさんの歌声も聞けます。原作好きな私にはちょっと不満だけど~;

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